葉桜【はざくら】
花が散り、若葉が出始めた頃のサクラのこと。
葉桜【はざくら】※合色目
合色目のひとつ。主に春に用いられた。
表が萌黄(もえぎ)、裏に二藍(ふたあい)(藍染の上に「(くれ)(あい)(=くれない。紅花の赤)」を重ね染めしたもの)を組み合わせたもの。
花曇【はなぐもり】
サクラの花が咲く頃の(くも)り空。
サクラが咲く頃は天気が変化しやすく、よく晴れていると思っても、すぐに薄雲が現れて曇ってしまうことがある。
花曇の雨【はなぐもりのあめ】
サクラの花が咲く頃に降る雨のこと。「桜雨」とも言う。
花染【はなぞめ】
サクラの花の色に美しく染めること。また、その染めた色のこと。
(露草の花で染めることを言うこともある。)
この「花染」で染めた衣は「花染衣(はなぞめごろも)」あるいは「花の(ころも)」などと呼ぶ。
花疲れ【はなづかれ】
花見に出歩いて(つか)れてしまうこと。
花冷え【はなびえ】
サクラの花が咲く頃に寒さが戻って思わぬ冷え込みがあること。
花芽【はなめ】
やがてサクラの花になる芽のこと。
6〜7月頃形成され、10月頃に越冬のための休眠に入り「冬芽(とうが)」となる。
休眠からの目覚めには冬の寒さが必要で、1月中・下旬頃10℃以下の低温にさらされると休眠から目覚め、水分と気温の上昇があればいつでも咲ける花芽(蕾)となる。
朱桜【ははか】
ウワズミザクラの古名。
あるいはカバノキの総称とも言われる。
占合などに用いた。
半八重咲き
サクラの花の形で、花弁の数が7〜10枚の花。
この咲き方のサクラの種類は極めて少ない。
一重咲き
サクラの最も基本的な花の形で、花弁が五枚。
この咲き方がサクラの種類の過半数を占める。
フィオーレ・ディ・シリエージョ/フィオーレ・ディ・チリエージョ
【fiore di ciliegio】
イタリア語でサクラ(の花)のこと。
フィンガープリント法
ソメイヨシノのクローン性の研究として初期に用いられていた方法。
現在用いられているものほど精度は高くない。
福禄寿【ふくろくじゅ】
サトザクラ系のサクラの品種のひとつ。
淡紅色で花弁の縁が濃紅色をした八重咲きの花をつける。
普賢象【ふげんぞう】
サクラの品種のひとつ。
大輪の八重咲きで淡紅色の花をつける。
実をつけないサクラ。
不断桜【ふだんざくら】
ヤマザクラ系のサクラの品種。一年に二度、秋と春に咲くサクラ。
一重で小輪の白色の花を咲かせる。
原木は三重県鈴鹿市白子町にあり、10月頃から春まで咲き続けるというが、八王子市の多摩森林科学園の桜保存林にあるものは10月上旬〜12月下旬と、3月上旬〜4月中旬の2度咲くといわれている。
冬桜【ふゆざくら】

一年に2度、秋と春に花を咲かせる「小葉桜」のこと。
フルール・ド・スリジェ【fleurs de cerisier】
フランス語でサクラ(の花)のこと。
フロル・デ・セレジェイラ【flor de cerejeira】
ポルトガル語でサクラ(の花)のこと。
ベニヤマザクラ
ヤマザクラの一種。
中部以北から北海道にかけて分布する。
 ※この「さくら用語解説辞典」は津籠(つごもり) 睦月(むつき)によるオリジナル・ファンタジー小説花咲く夜に君の名を呼ぶ(古代ファンタジー小説)
  おまけページで、サクラに関する用語を集め、解説しているものです。
   解説の内容につきましては資料(映像資料・文献・新聞記事)等を参考にしてはいますが、諸説あるものもございますし、
  管理人(←歴史の専門家ではありませんので)の理解・知識が不充分である可能性もありますのでご注意ください
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