刀の(サヤ)はエンドウマメのサヤから来ている!?

刀剣の“(さや)”の語源は諸説ありますが、そのうちの一説にエンドウマメなどの“(さや)”から来ているという説があります。

石製の刀子を入れていた革の鞘の形がエンドウマメの莢に似ているため、そこから“サヤ”と名付けられたのではないか、という説です。

他にも刀剣の各部の名称には、植物の呼び名にちなんでいるとされているものがいくつかあります。

たとえば「蕨手刀(わらびでのかたな)」はその名の通り柄頭(つかがしら)の形が(わらび)の芽の丸まっている形に似ているため名付けられたとされていますし、柄の先端に丸いふくらみのある「頭槌大刀(かぶつちのたち)」はその丸いふくらみを(かぶ)に見立てたことから名付けられたとも言われています。

 
※このページは津籠(つごもり) 睦月(むつき)によるオリジナル・ファンタジー小説花咲く夜に君の名を呼ぶ(古代ファンタジー小説)
  ストーリーや用語に関する豆知識やこぼれ話・制作秘話などを蛇足に解説したものです。
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ファンタジー小説解説へびさんのあんよ
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