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雲梯(うなて)霧狭司国(むさしのくに)王太子(ひつぎのみこ)


霧狭司国の王太子(次期国王)。

母は葦立(あだち)氏の姫で国王の正妃。

霧狭司国一の権力を(ほこ)る葦立氏を後ろ盾に持ち、国王の子の中でもとりわけ立場が強い。

だが本人は次期国王としての立場には頓着(とんちゃく)せず、毎日好きなことをして遊び、激しく財を浪費している。
その(うわさ)市井(しせい)の人々の耳にも入っているため、民からの人気は低い。
が、一部の臣下(遊び仲間)からは妙に(した)われている。

普段は勉学に(はげ)素振(そぶ)りすら見せないが、実は相当に頭の回転が速く、芸術方面での才能も有している。

葦立氏も彼の扱いには頭を悩ませており、あの手この手で懐柔(かいじゅう)し、意のままに操ろうとするが、いつも飄々(ひょうひょう)とかわされる。

その本心は未だ誰も知らない。

 

この用語解説は、津籠睦月による
オリジナル和風ファンタジー小説花咲く夜に君の名を呼ぶ(日本神話系ファンタジー)の物語中に出てくるキャラクターを紹介するためのものです。
 
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