【夏磯と海石(ネーミング由来)】

夏磯(なつそ)姫の名前は周芳国の一地方を治めていた女首長「神夏磯媛(カムナツソヒメ)」からとっています。
(あくまで参考にしたのはネーミングだけで、性格その他のキャラクター設定とは全く関係ありませんが。)

海石(いくり)」は海の中にある岩や暗礁を意味する古語です。

ふたりのネーミングは何となく、名前の面でも関連性というか「近さ」を出したいと思ってこんな名前になっているのです。

【多麻氏】

多麻氏の「多麻」は東京都多摩市の「タマ」からとっています。

埼玉・東京が武蔵と呼ばれていた時代、その辺りには「多摩郡」という郡がありました。
そしてその「かつて多摩郡」の中にある「府中」にかつての武蔵の国府が置かれていたと言われています。
(※当初の国府は武蔵一の宮「氷川神社」との関係から現在のさいたま市(かつての足立郡)付近にあったとする説もあります。)

物語中では国府(宮処)の場所は足立郡説を採っているのですが、多摩郡説も踏まえ、霧狭司国内では多麻氏は葦立氏に次ぐNo.2の権力を持っているという設定になっているのです。

 
※このページは津籠(つごもり) 睦月(むつき)によるオリジナル・ファンタジー小説花咲く夜に君の名を呼ぶ(古代ファンタジー小説)
  ストーリーや用語に関する豆知識やこぼれ話・制作秘話などを蛇足に解説したものです。
  解説の内容につきましては資料等を参考にしてはいますが、諸説あるものもございますし、
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ファンタジー小説解説へびさんのあんよ
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