鎌鼬(かまいたち)
 

小旋風の中心に真空ができ、これに人体が()れることにより、突然皮膚(ひふ)や肉が裂け、鋭利(えいり)な鎌で切ったような切り傷ができる現象。
 
信越地方に多く、「越後の七不思議」のひとつに数えられることもある。
 
別名・鎌風(かまかぜ)
 
昔は目に見えないイタチの仕業(しわざ)と考えられたため「カマイタチ(・・・)」の名で呼ばれる。
 
「カマイタチ」の「カマ」の語源は、切り傷が利鎌(とがま)(=鋭くよく切れる鎌)で切った(あと)のようであることから「鎌」とする説と、「風間(かま)(いたち)」という意味で「風間」とする説、太刀を「(かま)えて」()ったようであることから「カマ(・・)エル」の「カマ」とする説がある。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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この用語解説は、津籠睦月による
オリジナル・ファンタジー小説花咲く夜に君の名を呼ぶ(日本神話系ファンタジー)の物語中に出てくる古代用語などの特殊な用語を解説するためのものです。
複数の意味や説を持つ用語の場合、分かりやすくするため、物語の中で使われている意味や説のみに絞って取り上げている場合があります。ご注意ください。

 

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