千々峰(ちちぶ)
峡国
(
かいのくに
)
と
霧狭司国
(
むさしのくに
)
との間に広がる
険
(
けわ
)
しい
山岳地帯
(
さんがくちたい
)
。
峰々
(
みねみね
)
が
千々
(
ちぢ
)
に連なっていることからこの名で呼ばれている。
峡国は霧狭司国を警戒しているため、正式な
交易路
(
こうえきろ
)
などは整備されておらず、草に
埋
(
う
)
もれた
獣道
(
けものみち
)
などが存在するだけで、人も
滅多
(
めった
)
に通らない。