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垂領（たりくび）
　

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古墳時代の上衣で、左前の着物のような逆ｙ字型の衿の形をしたもの。
　
２ヶ所を紐(ひも)で結んで留める。
　
男子の埴輪(はにわ)・土偶(どぐう)に多く見られる。
　
古墳時代の服装にはこの垂領(たりくび)と、丸首の詰襟(つめえり)形式の盤領(あげくび)があり、男子の埴輪(はにわ)には垂領、女子の埴輪(はにわ)には盤領が多いとされているが、実際には男女が互(たが)いの衣服を交換(こうかん)し、互いの服を下に着込むことにより離(はな)れた相手を偲(しの)ぶということも行われていた。
　
　
　
　
　

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この用語解説は、津籠睦月によるオリジナル・ファンタジー小説の物語中に出てくる古代用語を解説するためのものです。
複数の意味や説を持つ用語の場合、分かりやすくするため、物語の中で使われている意味や説のみに絞って取り上げている場合があります。ご注意ください。