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花咲く…ここだけの話6
 

「バージョン分けのメリット」
 
津籠の小説『花咲く夜に君の名を呼ぶ』では、普通描写版と倭風描写版と、2つのバージョンがあります。
 
内容は同じで文章だけが少し異なるというこの2つのバージョンをなぜ作ったのかという理由は、蛇足な解説ページ『へびさんのあんよ』にも書いた通りなのですが、実はその他にも作者の自己満足的なメリットがたくさんあります。
 
津籠は小説を書いている時、『この単語の認知度ってどのくらいだろう』とか『この漢字って小学何年生くらいから習うのかな』とか『難しい用語が多過ぎて読者の皆さんが匙を投げたりしないかな』だとか、いろいろなことを気にする性質なのですが、こうして若干カンタン(現代風)な言い回しと、味はあるけどやや難しい(古風な)言い回しに分けて読者様に好きな方を選んでもらうというスタイルにすれば、そういうことを気にせずに思う存分に文章が書ける、作品創りに没頭できる、ということなのです。 
(おかげで倭風描写版は少々暴走気味なほどマニアックな用語・単語が目白押しになってしまっていますが…。)
 
それと、本当に個人的な趣味なのですが、津籠は同じ漢字で2種類の読み方をするもの(『妃』と書いて『きさき』と読んだり『みめ』と読んだりする)や、同じ読み方で漢字が違うもの(『みずうみ』が『湖』だったり『水海』だったり)や、漢字の起源や単語の語源が大好きだったりします。
つまり『バージョンが2つあれば、どっちか1つに絞らず両方書けるじゃないか!』ということなのです。 
 
 
 
 
 

このページは、
津籠睦月によるオリジナル・ファンタジー小説花咲く夜に君の名を呼ぶ(小説ロゴ)の小説本編ページの小窓(フレーム)内に表示される、小説創作にあたっての裏話などを記した隠しページです。
検索サイト様などを通じて
単独でこのページを表示された方には
たぶんわけが分からないと思います。
スミマセン…
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今まで見たことのない世界を見ることができる…かもしれません。
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