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花咲く…ここだけの話4
 

「ヒロインのモデルはハニワ」
 
蛇足な解説『へびさんのあんよ』でも書いていますが、津籠の小説『花咲く夜に君の名を呼ぶ』のヒロイン『花夜(かや)』の(外見的な)モデルは実在のハニワです。
 
そのハニワは東京都・上野の東京国立博物館に所蔵されている(津籠が見に行った時には展示もされていましたが、今現在どうなのかは知りません。)『椅子に腰かける巫女埴輪』です。
知る人の間では結構人気のあるハニワのようなのですが、作者はこの小説を書くにあたって資料を調べ始めるまでは全く知りませんでした。 
 
読者の皆様の中には、ハニワと言えば『円筒形で目と口が穴で両腕をS字にくねらせて踊っているようなユーモラスなハニワ』しかご存知ない方もいらっしゃるかと思いますが、実はハニワはものすごくバラエティに富んでいるのです。
 
上記の例に挙げたような、人間なのかも分からないくらいデフォルメされたものもあれば、髪型から衣服までしっかりと造形されていて、どんな恰好をした人物だったのかしっかり分かるものもあり、さらには犬やニワトリ、家や道具までハニワになっているのです。(興味をお持ちになった方は、上野の東京国立博物館に行っていただければ、様々な種類にハニワに出逢えます。個人的にオススメです。)
 
そしてヒロインのモデルとなった巫女ハニワは、腰には三角文の入った帯を締め、さらにそこに五鈴鏡を吊るし、意須比(おすひ)を着ています。 
小説本編(特に倭風描写版)を読んだ方にはお分かりの通り、ヒロインの衣裳(ほぼ)そのままなのです。
 
 
 
 
 
 
 

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単独でこのページを表示された方には
たぶんわけが分からないと思います。
スミマセン…
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