ネガティブ・ワード言い換え辞典

あ〜

世の中には、何の気なしに使うと人を傷つけてしまう言葉、炎上を巻き起こす言葉が存在します。

そんな「ネガティブ・ワード」を、やわらかく言い換えることができるなら、思わぬ人間トラブル、炎上リスクを防げるはずです。

このページでは「ネガティブ・ワード」と、それを毒性の少ない言葉に「言い換えた」言葉をまとめています。

※人間が「ことば」に対し「どんな印象を抱くか」は人それぞれです。どんなに細心の注意を払って言葉を選んでも、そこからネガティブな意図を読み取る人間は必ずいるものと思われます。この辞典を使って言葉を言い換えたからと言って、全てのリスクを避けられるとは限りませんので、そこのところは予めご了承ください。
また、ここでネガティブ・ワードとして扱っている言葉を使っても、特に傷つかない・嫌な気持ちにならない人間も、もちろんいることでしょう。
大切なのは「この言葉を使ったら、必ずこうなる」と思い込まず、目の前にいる人間の反応を見て、その心情を思いやることです。

(このページは制作中です。ワードは随時増えていきます。)

愚か
  • 賢くない
嫌い
個人的感想だとしても、「嫌い」という言葉は、それを「好き」な人間の感情を傷つけかねません。それを「好き」な人間の想いは尊重しつつ、「たまたま自分の趣味・好みにはそぐわなかった」ということを伝えられると良いのではないかと思います。
ただし人によっては、それを「好きにならない」「認めない」こと自体に対し、悪印象を抱くこともあります。「好き・嫌い」に言及せず、「話を逸らす・はぐらかす」などの手段をとった方が良い場合もあります。
  • 合わない
  • 好みじゃない(好みではない)/好みに合わない
  • 自分には合わない
  • 趣味じゃない(趣味ではない)/趣味に合わない
  • 好きじゃない(好きではない)
啓蒙【けいもう】
「啓蒙」の「蒙」は「無知蒙昧(知識が無く、愚かであること)」の「蒙」。幼いこと、道理を知らず愚かであることを表す字です。
啓蒙とは、その「蒙」を「啓く(ひらく)」…導くという意味であるため、人によっては「上から目線」という印象を持たれてしまう可能性があります。
同じような意味でも、「蒙」の字の入っていない「啓発」の方がリスクは少ないと思われます。
  • 啓発【けいはつ】
年寄り
人は必ず老いるものです。ですが、いつまでも若くありたい・他者から老いていると見られたくないというのが、多くの人の心情でしょう。
よって、年齢(特に老い)に関する言葉は注意が必要です。特に「年をとっていることで差別を受けている」と受け取られるような言葉の使い方は避けるべきです。
場合によっては、どんなに柔らかい言葉に変えたところで、「他の年代と『区別』している」ということで炎上が起こる可能性もあり得ます。
  • お年を召した方(↑上記の理由から、場合によってはこれでもリスクがあります。)
  • シルバー(↑上記の理由から、場合によってはこれでもリスクがあります。)
  • 人生の先輩
トロい
他人から見てスローペースでも、本人にとってはそれが最適なペース、あるいはそれが「精一杯」である可能性はあります。
自分のモノサシで測って「遅い」からと言って、それを「注意」「指摘」すると、場合によっては「余計なお世話」となったり、相手の心証を害しかねません。
相手がスローペースなことで損や被害を被るわけでないなら、相手のペースを尊重することも大切です。
能力的な問題や労力的な問題(手が足りない)で相手のペースが遅れているなら、協力したり手伝うことでペースを上げるのも、ひとつの手段です。
  • (ちょっと)マイペース過ぎる(非難するような口調ではなく、相手にペースの遅さを「自覚」してもらえるような「ちょっとした指摘」の形を取れれば、より良いと思います。)
  • もう少しペースを上げられない?(非難がましい口調だと、心証を悪くする可能性があるので、注意が必要です。)
太っている
体型・容姿についての言及は炎上・トラブルの元です。そもそも触れないのが一番のリスク回避ですが、どうしても使わなければならない場合は、なるべくネガティブに受け取られない言葉に言い換えた方が良いでしょう。
  • (洋服が)大きめサイズ
  • ふくよか
  • ぽっちゃり
メンタルが弱い
「弱い」という言葉は、ネガティブな印象を抱かれがちです。けなしていると受け取られぬよう、別の言葉に言い換えるのがベターでしょう。
  • 傷つきやすい
  • 心が繊細
  • 繊細
悪い
  • 良くない

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※このページはオリジナル小説サイト「言ノ葉ノ森」の「おまけコーナー」です。

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個人的には、言葉の「うわべ」に注目して、「言葉の意味」を読み解こうとするよりも、その人が「本当は何を言いたいのか」…言葉の「奥」にあるものを見極めることの方が大切だと思っています。
最高偏差値80の国語力を持つ自分の立場からしても「ひとつの間違いも無く、完璧に言葉を使いこなす」ことなど不可能だと思っていますので。

言葉はコミュニケーションの「手段」に過ぎません。

英語の苦手な人が、文法や単語のセレクトを間違えるように、日本語についても間違った使い方をしてしまう人がいるのは「当たり前」のことだと思っています。

その「間違い」にいちいち悪意を疑うのでなく、真意を見極め、言葉の誤りについては「非難」ではなく、やんわりと「訂正」していく…そんな世の中になれば、普通に生きやすくなるのになぁと思っています。

 
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