古代ギリシアの哲学者プラトン(紀元前427頃〜347頃)の著作『ティマイオス』 ("Timaios") 及び『クリティアス』 (Kritias)) の中に記述されている、大陸と呼べるほどの大きさを持った島とそこに繁栄した王国のこと。
伝説上の楽土。
強大な軍事力を背景に世界の覇権を握ろうとしたものの、ゼウスの怒りに触れて一日一夜で海中に沈められたとされている。
1882年、アメリカ合衆国の政治家イグネイシャス・ロヨーラ・ドネリー (Ignatius Loyola Donnelly, 1831〜1901) が著書『アトランティス―大洪水前の世界』 (Atlantis, the Antediluvian World)を発表したことにより謎の大陸伝説として一大ブームとなり、更にオカルトと結びつくことで多くの派生研究を生んだ。
場所はジブラルタル海峡の外側にあったとされるが、諸説あって不明。
「アトランティス」は「アトラス」の女性形で「アトラスの島」「アトラスの海」「アトラスの娘」などを意味する言葉。
アトラスとはギリシア神話に登場する天空を支える巨人の神のこと。